「川をなぜカワというか」 Vol.3  ― ついでに「カ行」についても 

ぶっちゃけ結論から言うと、単純に「カワ」は「変わる」の「カワ」ではないかと思ってました。
これは既に「日本釈名」に書かれているようですが、どういう経緯でそうなったのかは存じませんが、平時の川でも、急に流れが速くなっているところや、深くなっているところがあったり。
昨今の水難事故のニュースを見るにつけ、
「川は変わりやすいから気を付けるんだよ」、
「波」も「ナミ」―「ナム」―「ノム(飲)」で、「飲まれることがあるから気を付けなさいよ」という注意喚起的なネーミングのような気がしてきました。
浜も(砂に)はまる とかなんとか

・【衝撃】この漢字が住所に入っていたらマジでヤバイと話題に・・危険な住所とは・・
 : https://www.youtube.com/watch?v=Fekh3yE8fpk
地名の全てが地形からということではないでしょうけど、先人達はこういうネーミングをしていたのです。

「カ行」についても併せて考えてみました。
「カ行」は、イメージとして「変化する」「移動する」「多方向」「不確定なもの」という語が他の行より多いような感じがしました。

私は常々、土を地球の皮・殻、木や草は地球の産毛のようだと思っていました。
川は時には皮になります。 ダジャレではなくて (´艸`*)
皮・殻、からだ(体)のカラは「覆うもの」、大雨が降ると川は氾濫し、そこいらじゅうが川のようになります。
地球の毛皮である土木を水が流してしまう ― 土木の代わりに水が覆う ― 覆うもの ― 皮・殻
「皮」「掛ける」は覆うもの。カバーcoverですね。
皮は動物だけではなく、木の皮、果実の皮もあります。人間だって。
「海(ワタ)」の「ワ」も「覆うもの」かもしれませんよ。地球を覆っているもの。
なぜか「和す」と書いて「カス」と読む。
アイヌ語で、樹皮は「アッシ」、海は「アトゥイ、アチュイ、アトゥイソ」。
「 k a m 」は「覆う」というのも見逃せない。


余談ですが、アイヌ語はほとんどノーマークでしたが、「風」を「レラ」、「寒風」を「エエンレラ」と言うみたい。風神エンリルですな。( ^ ^ )


上流、中流、下流では水量も景色も気候も住んでいる生き物も変わる。
お天気によって激変する、風と川は来るものでもあり通り過ぎてゆくものでもあります。
川、風、雲(空・天気)は「変わるもの」の代表格。

・か - Wiktionary 日本語版 : https://ja.wiktionary.org/wiki/%E3%81%8B

ここにある助詞、終助詞は「不確定なもの」ではないでしょうか。
「~かもしれない」「~なのか?」のように「カ」が付く疑問詞は、相手の返答によっては自分の意見が変わる可能性を含んでいます。
「~ (カラ)」は何かから何かへ移動・変化すること。
「発生」というのは元の何かから何かが出てくる(移動する)こと。

【体の動く部分】 カ行を抜粋
かしら、髪、毛、顔、まなこ、あご、口、首、肩、かいな(腕)、こぶし、腰、またぐら・またくら(股と鞍も凹と凸)、
ひさのかはら(ひざがしら)、ひかがみ(ひざの裏)-(かがむ動作)、
くるぶし、かかと(きびす、くひす)、足は古語でもアシですが歩くことを「徒(カチ)」、走ることを「駆ける」。
ひじ、ひざの「ひ」は「開く」ではないかな。蛹や蛾を「ヒル」、「ヒヒル」と言ったのも、蛹が開いて成虫が出てくる、羽根を開いて止まるのが蛾。
指の古語は「および」ですが、カズ(数)を数えるのが指だった。

その他、体の動作・感覚として、「噛む」「掻く」「かゆい」「感じる」「心」「書く」「考える」「目がかすむ」「目をこらす」「肩がこる」「腕、足を組む」、「こぶ」「傷」など、なぜか「カ行」が多いです。
これらは「他方向」という分類ができるのではないでしょうか。


   ・・・眠いので続きは次回  おやすみなさ~ いZzz


「川をなぜカワというか」 Vol.2 

さて、「川をなぜカワというか」の本題です。
渡部正理氏説をまとめると、
カ : 動詞「来」の a 接続形であり「向こうから来るもの」を意味する。
ハ : 「pa」であり、「川の水のはねる音」の表現。
カハ : 向こうからやってきてパシャパシャ音を立てるもの。

これについて異論も。
・鈴木健次さんサイト 第60話 「川をなぜカワと言うか」 : http://www.geocities.jp/kenji370120/b060/b060.htm
カ : 「発生」を現す音「K」に「危険」を現す音「A」が接続したものであり、「危険の発生」を意味する。
ワ : 「大量」を現す音「W」に「危険」を現す音「A」が接続したものであり、「大量の危険」を意味する。
カワ : 「大量の危険が発生」という意味であり「洪水」「鉄砲水」あるいは「堤防の決壊」などの場面で最初に発言された。

さてさて、どっちだろう?
後者の説だと、水害など危険なめに遭った人を「かわいそう」と言い、そういう人を見ていられない-「かはゆす」(語源由来辞典「かわいい」 : http://gogen-allguide.com/ka/kawaii.html )ということになるのでしょうか。
「ワ」が驚きの表現というのも、中世の武士達は敵が攻めて来たような時、「すわ!」と言っていたようです。
ですが、危険が発生してから初めて川を認識、というのはいささか疑問。
普段から、魚を捕ったり水を飲んだりして川を利用していたでしょうし、おばあさんは川で洗濯をしていただろうし、、、
しかし、水がパシャパシャというのも上流の小さなせせらぎくらいまでで、それ以降は「ザーーーーーー」ですし、、、
池、湖は、、、?

日本古語で水を「アカ」といいますが、これはサンスクリット語の閼伽(アカ)の影響かもしれませんが、サンスクリット語の水は閼伽ではなく「 a p 」でした。これはシュメール語のアプスーと同源かも。
日本語では「カ」が語尾につくと「場所・処」という意味になったりするので、「アカ」は土や岩などの割れ目が開(ア)いたところ(カ)から出てくるもの「開く」からという解釈ができます。そう考えると「カハ」は「カ」は「来 or 場所」、「ハ」は「離れる or 吐く」ということになるかもです。
「墓(ハカ)」は魂が離れた(ハ)死人が行くところ(カ)ですから。

沖縄方言で川は「かー」、「かーら」。これは「来る」説有力でしょうか。
アイヌ語で「水」を「ワッカ」と言うので、「カ」は「来るもの」、「ワ」は「ワッカ(水)」の「ワ」という解釈はないのだろうか? 
「ワッカ」を逆に言うと「カッワ」になりますが。。。グレンの法則(笑)
他にそういう語があるのかどうか不明なので、これは保留にしておきますが、
「ワッカ」は「湧く(ワク)」と同源かもしれません。
「湧く」は「分く・別れる」の「ワ」ではないかな。地中から分かれて(地表に)出てきたものとも考えられます。
「ワッカ」は飲める水、「ベ」は飲めない水、ということですから、湧水はたいてい飲めます。
諏訪湖は100本以上の川が流れ込み、出るのは天竜川のみですから、諏訪は「ス」が「集まる」、「ワ」は「水」という解釈も可能です。
シュメール語で「水」は「 a 」。「 a 」の前に波模様の「 w 」を付け足したのが「ワw a 」になるのかも。海の「ワタ」ですか。 ぁ water ですか。
「ワ」は「輪」、循環するもの、ということにもなりそうですし。
「 a 」と「 w a 」では、どちらが先かは、ワッカりませんが。。。

ちなみに、シュメール語の川は「 i d 」。イディグナはチグリス川のこと。
「 p a 」は、「溝」「運河」なんてのも。

はたして、「カワ」は「向こうからやって来てパシャパシャ」なのか「大量の危険が発生」なのか。
私は別なことを考えていたので、また次回記したいと思います。


「川をなぜカワというか」 Vol.1 

先日図書館で「川をなぜカワというか」(著者:渡部正理)という本を発見。
この渡部正理さんって「大和言葉の作り方」の渡部正路さん?(「理」と「路」の違い)
調べてみたら、やはり同じ人のようです。
こちらにサイトがありました。今頃気が付いた。。。遅
・日本語の起源 : http://koto8.net/yamatokotobatoha/kotoba_01.shtml

「川をなぜカワというか」 この本もとてもすばらしいです。
日本語の単語ひとつ一つに意味があること、語彙の作り方の法則などがまるわかりっ。

私は大野晋氏説の一部に疑問をいだいていましたが、それもちゃんと答えられていました。
・日本語の起源 : http://koto8.net/ongisetu/ongisetu01.shtml


ちょうど、日本語の一語一語、一音節、「あ」「い」「う」「え」「お」の母音や子音の一つ一つに何か意味があるのではないかと考えていたところでしたが、素人の悲しさ、調べる暇が無い。
ですが同書にはそのことも書かれていて、調べる手間が省け、大変参考になります。
                                  ありがたや~ ( ^ ^♪

そして、「ホ」についての解釈も、
― 端から突き出しているもの「帆」「鉾」、「掘る」「彫る」のホは凸ではなく、凹ではないかと思うかもしれないが、えぐられている空間自体を「突き出している」と見ているわけである。「洞(ホラ)」なども同様である。 ― 

「空間自体を突き出していると見る」 は、凸と凹の概念、私が考えていたギザギザ鋸歯紋と一致します。同じようなことを考えていた人がいたことはうれしい限りです。 ホホホ(#^.^#)

さらに、
― 「掘る」の古形は「フ(またはフク)」で、「墾(ハ)る」、「掘る」は斧やくわを「振る」意から発した語であろう。「掘る」は、あるいは「 f (掘る) o (起こす)」かもしれない。―

と、ありますが、「フク」は「膨(フク)れる」にもなるから、「掘る・彫る」とはこれもまた凸と凹。
「墾る」、水をハル(張る)は水平方向、「ホ」は上下方向、縦と横ですな。
こういう概念を把握していないと、変な解釈になってしまう可能性があるということになります。

アクセントの問題についても、アカデミックな方々は、甲、乙などと分けて解釈しようとしているようですが、上記のように、見る方向が違うとか、何かの違いを表している可能性がありますし、関東と関西では真逆になりますから、私は特に気にしていませんでした。(;^ω^)

・アクセントの金田一法則 : http://koto8.net/kisogakusyu/accent.shtml 

  ・・・つづく


ニシル山はどこか? Vol.3 ― 「死と再生」のシステム 

*「おろか」と「かしこ・い」について、
  「おろか」は「降(お)る」下降の意、「オロオロ」はあっちへ行ったりこっちへいったりして
  うろたえるようす。
  「おろかみ」は「拝む」こと。

  「かしこ・し」は「賢し」、「畏し」、「恐し」がありますが、「かしこし」と「かしこむ」は同源と
  されています。賢くなり、恐れ畏まると謙虚になり自然と頭を下げてしまう。
   ― 実るほど頭を垂れる稲穂かな ―

自然の摂理、サイクルは頭いーじゃ~んと思うほどよく出来ていますが、反面、破壊も自然の摂理。
「蜻蛉(あきづ)の臀(と)なめの如(ごと)くにあるかな」
トンボの交尾は雄雌が輪っかになっている状態です。

愚かも賢いも、輪になってオロオロうろたえている “ウロボロス” (ouroboros, uroboros) ではないか。
自分のしっぽを食べる―自分自身(自分が生み出した物)を殺してしまう、地球、宇宙の「死と再生」のシステム。
厳しい自然の摂理を悪魔の仕業と思ってしまった者たちが、これを愚かと言ってしまったのだと思います。
「始まりであり終わりである」と一緒だと思いますがね。

・ウロボロスのウィキメディアコモンズ:https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Ouroboros?uselang=ja

〈縄文土器〉
jyomondoki_Sasayama-iseki.jpg
          (ウィキペディアより)

私はこの土器の縁取りの模様が龍(ウロボロス)に見えてしまうんだな。。。4匹いますけど

「へばり付く」(「へ」に貼りついている)の「へ」は、「辺」「端」、「縁(フチ)」のことですが、縁とは洞などの周り、この土器でいうと、龍が付いているところがフチ、中の空洞がホラ、ウロ(洞・空・虚)。
土器も地球も元々、一つの土のかたまり。
「洞」は地球の一部凹、「空・虚」は宇宙の一部凸。

過去記事で、「おのころ島」は「おのずから凝る」ではないかと書きましたが、「コル」は「コロス」になりました。
「はめ殺しの窓」とかいうように、動くものを動かなくすることが他動詞「コロス(殺)」です。
「木花咲耶姫」の「サク」は「裂く」ではないかと考えていました。
「咲く」もつぼみが裂けて開くことです。
先日NHK「ジオジャパン」という番組を見ましたが、日本列島も大陸から裂けてできたといいます。
もしかして、「この - はな(鼻:端の意) - 裂くや」ではないか?
自然の摂理 ― 自ら生み出したものを自分で殺してしまう ― 死と再生のシステム ― ウロボロス
だから、天皇の寿命の話になった。
ウ(生)ロ ・ ボロス(コロス) なんてね
だから、「ウ」には「得(ウ)る」「受(ウ)く」と「失(ウ)す」の対極の意味があるのかもです。
また、過去記事で、松=アフラマズダではないかと書きましたが、松の木の幹は龍のような鱗(ウロコ)模様です。。龍を見たことないけど。
ウロコの古語「いろこ」の「い」も、「出ず」と「入る」、凸と凹ですね。

・ウロコの語源由来 : http://gogen-allguide.com/u/uroko.html
フケも脱皮と同じで、再生する皮膚の老廃物。

「愚」の甲骨文字は白川博士説では頭の大きな虫(蛇、とかげ)の類と言いますから、これはウロボロスのことではなかったか。
オロチはオロ(愚)かなチ(霊)とも解釈できますので、八岐大蛇とは、ウロボロスと、生死を司るディンギル神(宇宙の法則)にあやかって、人身供儀などを人為的に行う輩のことを重ねて表現しているように思います。
「賢」は「顕」にも通じ、この世に現れている姿。
日本の神様は隠れ身であると言われています。目に見えないけど存在している何らかの力を持ったもの、それが宿っているもの全てが神ということでしょう。

「死と再生」「不老不死」の象徴・・・王権の輪もウロボロスかも。
oukennowa01.jpg


「ニシル山」の話に戻って、「ニ」は「聖なる光」、「一致」、「雰囲気」、「品物」と、一見関係なさそうな意味でしたが、
「聖なる光」は「賢い」(よく出来ている自然の摂理の)方、
「一致」は二元も元は一つ、
「雰囲気」とは(コトバンクより)
1. 天体、特に地球をとりまく空気。大気。
2.その場やそこにいる人たちが自然に作り出している気分。また、ある人が周囲に感じさせる特別な気分。ムード。
つまり「気」、見えないけど存在しているもの。
「品物」は物質、この世界を構成している物 ― 三次元物質界。
という風に、地球とかこの世の摂理的なことと、意味が繋がってきてしまうのです。


ん~ニシル山って、奥が深い・・・結局どこ? 地球ですかね。
二匹のシル とかなんとかw
スクリーンショット (308)

~あれも蛇 これも蛇 たぶん蛇 きっと蛇~


ニシル山はどこか? Vol.2 ― 「賢者の目」と「愚者の目」 

ニシル山と賢者、愚者の目がどう関係あるのか、最後までお読みいただかないと解らないと思います。またまた長文ですので分けます。

右目は賢者の目、左目は盲目で愚者の目とされているようですが、なぜ賢者、愚者なのか?
賢い神は片目でも全てマルっとお見通し!ということでしょうか?
日本では左右の尊卑が逆になりますが、、、どっちでも同じ?

・縄文文化の謎 土偶 呪の世界 さんサイト : http://jomontaro.web.fc2.com/page075.html


これも、グレンの法則(笑)で考えてみた。

盲目でもちゃんと見えてるよ~という方が、真の賢者かもしれないですよね。
「私以外の神を拝んではならない」とか、「天井天下唯我独尊」を、悪い言い方をすれば、「嫉妬深い」や「自己中心的」に感じてしまいます。賢い神仏ともあろうお方が・・・
これは、信者獲得のための宗教家たちの勝手な言い分ではないかと思われても仕方ないです。
いつどこにいても神は見ているから、離反、浮気は許さない、障子に目有り壁に耳有りの監視の目ではないのかと、へそ曲がり又兵衛は考えてしまいます。
・NEVERまとめ : https://matome.naver.jp/odai/2133363445922068801


エジプトでは右目はラー(太陽)の目、左目はウアジェト(月)の目であるといわれてますが、ウアジェトはコブラの姿の女神でした。これも蛇と太陽のセット。
蛇ぎらいな誰かによって愚者ということにされたのではないでしょうか。
蛇とはマリ、マリア。マリアとは本来、地球地母神のことではなかったか。
生も死も、この女神次第。
マリアンナとも言いますが、ヒマラヤ山脈にある「アンナプルナ」はサンスクリット語で「豊穣の女神」という意味。
万年雪の、とても豊穣とは言い難い山なのに、です。
だからマリが「海」のマリンの語源にもなっているのではないでしょうか。
地球は丸いですから「毬」ですね。「真理」とも書くのは偶然でしょうか?

デビルの語源はギリシャ語の「悪口を言う」とか「中傷する者」が語源とされていますが、サンスクリット語では女神のことを「デヴィー」と言います。
英語で蛸のことをデビルフィッシュといいますが、8本足がディンギルを連想させるからではないかな。食べたらおいしいのにね。
・Google検索 古代ギリシャ壺蛸 : https://www.google.co.jp/search?q=%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%80%80%E5%A3%BA%E3%80%80%E8%9B%B8&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ved=0ahUKEwiy_P3CurbWAhXGe7wKHRRpCNsQsAQIJQ&biw=1366&bih=599
古代ギリシャの蛸が描かれている壺のなかには、ディンギルのような8弁の花模様があるものが見受けられました。

地母神というのは、たくさんの子を産むが殺しもする、イザナミ命、鬼子母神のような存在。
シュメール語で、「 m a r 」は「作る」、「 t a r 」「 d a r 」は「壊す、切る」イシュタルのタルかな。


さらに続く・・・